ロストキャンバス（ロスキャン・
THE LOST CANVAS・TLC・LC ）は、
手代木史織 先生が描いた派生作品です。
TLC版前聖戦（243年前）の物話です。
原作（聖闘士星矢）のパロディがあり、
面白いです。
ロストキャンバス 1～25巻、
ロストキャンバス外伝 1～16巻、
ロストキャンバス番外編
サンクチュアリへの侵入を企てている
ハーデス軍の前に
アルバフィカが立ちはだかります。
アルバフィカの姿を見たミーノス
『なんと美しい…』
ニオベ「奴の容姿の美しさに惑わされては
いけません。
奴はバラ園のバラ同様、毒バラなのです」
サンクチュアリではシオンとドウコが
アルバフィカについて話しています。
【 猛毒バラと共存するため、耐毒体質を
身につけ、自身の血も猛毒である
アルバフィカは、その容姿の美しさゆえ
人に慕われやすいが、
自分から人に近づくことは滅多にない 】
TLC版ピスケスの血は、猛毒なのですね。
アルバフィカ VS ニオベ
ニ「俺にデモンローズの毒は効かねェぜ」
ア「お前のような下衆にバラの香気の
良し悪しがわかるとも思えんが…」
二「上等だァ――!!そのキレイな顔、
ぐしゃぐしゃに潰してやる――ッ!!」
ア「この顔がなんだって？」
アルバフィカはニオベを倒しました。
ロドリオ村では、アガシャとその父親と
村人が話をしていました。
父「地上を守るセイントたちが
そう簡単にやられるわけないよ！」
村人「だけどセイントたちは、
きっとアテナ様を第一に守るだろう…
その時俺たちは見捨てられるんじゃ……」
ア「大丈夫よ。アルバフィカ様は
お優しい方だもの。
出撃の時、約束してくださったの
『必ず守る』って」
アルバフィカは、ロドリオ村を守るという
アガシャとの約束を果たすため、
闘っているのですね。
アガシャは、アルバフィカとすれ違う時に
もらったバラを胸につけています。
人を避けているアルバフィカらしい
バラの渡し方ですね。
TLC版の毒バラは、香気が抜けていれば、
毒が無くなります。
アルバフィカは、アガシャにバラを
プレゼントするため、ドライフラワーにして
香気を抜いたのでしょうね。
アルバフィカ VS ミーノス
ミ「どうですか？
頼みの毒バラを失った気分は。
さしずめ、今の君は荒野に残された
貧弱な毒花一輪といったところでしょうか。
いや、無力な可憐な花か……」
ア「デモンローズの園がなければ、
私が戦えないとでも…!?」
ミ「まずは、そのご自慢の美しい顔を
潰してさしあげましょう」
ア「おのれ……」
ミ「正直、君ほど見目麗しい方が、
これほどの闘志を持っているとは意外でした」
アルバフィカを倒したミーノスは、
ロドリオ村を襲撃します。
逃げているアガシャの回想です。
アガシャは、雨の日にマントをかけてくれた
アルバフィカに「私に近寄るな」と
言われたことを父親に話します。
ア「アルバフィカ様は、お綺麗だけど
冷たい感じがするわ」
父「あの方が人をお避けになるのは
理由がある。
なまじ容姿が端麗なために
誤解を受けやすいが、
あの方はご自身のお体、それ自体が
人の害になると思ってらっしゃる」
ア「どうして？」
父「長年の耐毒の修行のせいで、
血が毒に染まっているんだよ。
その血が誰かに危険をおよぼすのを恐れて
自ら孤立してらっしゃるんだよ」
アルバフィカは猛毒の血のため、
人を避けているのですね。
アガシャの前にミーノスが現れます。
ア「アテナのセイントは、あなたたちには
負けないって言ったのよ、バカァ!!!」
アガシャはシオンに助けられます。
再びアルバフィカ VS ミーノス
ミ「あのまま死んでいれば、
君は相応に美しく散れたものを。
だが、これ以上美しい君が
血と泥にまみれるのは、見るに忍びない。
見逃してさしあげます」
敵なのに見逃そうとするなんて…
ミーノスは、アルバフィカの美貌に
魅せられているのですね。
ア「今まで己の血を疎み、
人を避け生きてきた。
美醜がどうれあれ、
私はそうやって生きたろう…。
美しいという言葉は、貴様がしたように
常に私の誇りを傷つける。
貴様、いったい何をもって私をそう評した!?」
アルバフィカは、美貌ばかり評価されて、
実力を評価されないことが、
悩みだったのですね。
アルバフィカは、その身を砕かれながらも
ミーノスを倒すが、
自らも力尽きてしまいます。
アルバフィカは、
アガシャとの約束を守るため、
全力で闘いました。
今後どんな物語になるのでしょうか？
続きが気になりますね。
最後までお読みになっていただき
ありがとうございます。
【 ロストキャンバス 3巻 】
に収録されています。
ロストキャンバス 1～25巻、
ロストキャンバス外伝 1～16巻、
ロストキャンバス番外編